自然エネルギーのはなし

大好き053.gif自然エネルギー
原発は地球を救わないっ!!


2009年3月1日(日)
明治大学リバティータワーで開かれた
「再処理工場を知る会」主催の勉強会に行ってきました。

お話しは、明治大学名誉教授で、
NPO法人・太陽光発電所ネットワーク代表理事の
藤井石根(ふじいいわね)先生。

「原発に頼らなくても、自然エネルギーだけで日本の電気は十分まかなえる」
という自説を、予想発電量の試算を提示されながら、おはなしくださいました。

優しいお顔で、温和な語り口調の先生でしたが
原発の話になると熱くなっていました!
「日本の自然エネルギーへの取組みが、世界に遅れをとっているのは
いつまでも、時代遅れの原子力政策にしがみついているせいだ!」
と。

自然エネルギー政策において、すでにドイツには大きく水をあけられ、
「グリーン・ニュー・ディール」政策に1500億ドルも投資することになったアメリカにも
追い越されそうな日本の状況を嘆いていらっしゃいました。

日本でつくられている優れた太陽光パネルや太陽光電池は
日本では使われないため、ドイツやスペインに輸出されているそうです。


その、藤井先生のお話の中からいくつか
私がなんとか理解できたことをピックアップします。
  
  まず、藤井先生のお話にあった「自然エネルギー」とは

  ・風力発電
  ・太陽光発電
  ・水力発電
  ・地熱発電
  
  それと

  ・太陽熱
  ・バイオマス
  (農業、畜産業廃棄物や森林の間伐材などを資源とした熱エネルギー)  
  
  のことを指していました。

  原発は、「電気」しかつくれないシステム。
  「電気」を「熱」に変えて、温水・熱水・暖房・乾燥などに利用するのは
  大変非効率で、熱力学的には不合理なのだそうです。
   
   ★お湯はガスで沸かしましょう!  

  藤井先生はお話の中で「自然エネルギー耕作」とか「ソフトエネルギー耕作」
  ということばを使っていらっしゃいました。
  「耕作」っていいですよね。
 
  先生の試算によると、日本でもがんばってソフトエネルギーに取組めば
  年間10.5兆MJ(メガジュール)の熱量が耕作できるんですって。

   ★ジュールとは熱量の単位だそうです。物理苦手。  
  
  年間10.5兆MJ
  これは、1968年頃の日本の消費熱量と同じ!

  決して「40年前に後戻りしなさい」ということではなく、
  「経済成長のためには環境を犠牲にしても仕方ない」という発想を捨て
  未来は「環境保全や資源の再利用などがすべてに優先する」という発想で
  経済もエコ・エコノミーにシフトすべき  というお話。

  
c0197248_22371436.jpg



ドイツを筆頭に、ヨーロッパで自然エネルギーへのシフトが進んだのは
自然エネルギーで発電した電力を買い取る制度の違いが大きかったようです。

ドイツ、スペイン、韓国は【FIT制度】
→「固定価格買取制度」(FIT:Feed In Tariff、フィード・イン・タリフ)を導入しています。

一般家庭や事業者が自然エネルギーでつくった電気を
電力会社は1kWhにつき約70円で買い取らなくてはいけないと義務付けられているそうです。
透明性のある、安定した自然電力市場がつくられています。

一方、日本、イギリス、イタリアなどが導入しているのは【RPS制度】というものらしい。  

2008年に書かれた、週刊ダイアモンド誌の産業レポートという特集に、
以下のような記載がありました。

2003年、太陽光発電市場に停滞の予兆が訪れる。ドイツで導入されたようなFIT導入には電力会社が猛反発し、2003年にRPS法、すなわち電気事業者にその販売電力量に応じて一定の新エネルギー利用量を義務づける法律が施行された。だが新エネルギーの選択肢が広く、しかも利用超過分は翌年に繰り越せるなど制度設計上の問題も多く、結果的に太陽光発電の普及促進策としてFITに劣ったといえる。
 

先日、やっと日本の環境省が日本版「グリーン・ニュー・ディール」的な
「緑の経済と社会の変革」の検討を始めたとの発表がありましたが
ちゃんと予算がつかないと、検討で終わってしまいます。

がんばれ!環境省! 


さて、
この日の講義で、私をはじめみんなが最も食いついたのは
20年も前に建てたという、藤井先生の小淵沢の別荘のお話。
スウェーデンから輸入されたと言うその家は、
太陽熱を蓄熱し、太陽光発電を備え、雨水を利用できる家。
20年前にこれを建てた時には「変人扱い」されたそうです。

最先端過ぎたのね♪

暖かくなったら、みんなで藤田先生の別荘見学に行こう!!って
懇親会でも盛り上がっちゃいました。
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by miauen_nanako | 2009-03-05 22:35 | エネルギーをかんがえる


変なブログタイトルですみません。猫と暮らしながら、ドイツな生き方を探っています。1960年 東京生まれ。


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