荒木さんの持論

六ヶ所再処理工場
5月試験再開延期へ
再処理工場完工さらに遅れも


この件で、今朝、青森の荒木さんからお電話をいただいた。

■荒木さん
「日本原燃が昨日、再開の見通しを示さないまま無期限ともとれる延期を発表したよ。
 今日の朝刊に載ってる。」


■私
「え、無期限延期?このまま再処理中止?」

■荒木さん
「いんや違う。やはり『最初から再処理なんてやる気がなかった』ということだ。
 このままずっと延期していれば、『いずれ再処理する』というタテマエで
 あと40年は原発続けられるし、原発続けるのが一番『金』になるからなぁ」


これは、荒木さんがずっと言い続けている持論で
再処理工場を本稼動させてしまうと、ちゃんと結果を出さなくてはならないので
ずっと「アクティブ試験」のままのほうが何かと都合がいいはずだ、というのです。

再処理工場は、このまま事態を先送りし続け
「いずれ再処理するために」という名目で、
日本中の原発から発生する劣化ウランの引き取り先になっていれば
あと30~40年は、のらりくらりとごまかしながら日本の原発産業を続けられる。 

というのが、荒木さんの見解です。

■荒木さん
「40年後には、ウラン鉱石も採掘しつくしているであろうし
 今稼動している原子力発電所はどんどん老朽化して、
 とんでもない事態になっているだろうからな。
 そうなったころに『40年前の日本のエネルギー政策は間違っていました』
 って、 誰かがいうだろう という魂胆だ」


■私
「え゛~!このままずっと先送りって・・・
 貯蔵プールに溜まっている高レベル廃液はどうするわけ?」


■荒木さん
「どうもしないよ。あのままだ。
 あの高レベル廃液は大事な担保というか、いわば人質だからな」


再処理工場内に高レベル廃液がある限り、再処理工場を閉鎖することはできないので
このまま「ガラス固化体ができません」といい続けて、にっちもさっちも行かない状態を
維持し続けるつもりらしいと、荒木さんはおっしゃいます。

日本原燃で働いている方々に、荒木さんがこの話をしても聞いてはもらえないそうです。
原燃で働いている人たちは
「いずれきっと再処理工場を稼動させることができる」
と信じ、真面目に働いています。


■私
「40年経たないと、本当のことがわからないってこと?
 私も荒木さんも、もうこの世にいないよぉ・・・」


■荒木さん
「いんや!オレは杖ついてでも生きて、見届けてやる!」

日本の原子力政策には、まったくもって納得がいきませんが、
荒木さんが90歳まで長生きするだろうということは、納得した。



3月27日に配信された、読売新聞の記事(青森県版)です。

5月試験再開延期へ
再処理工場完工さらに遅れも
 

使用済み核燃料再処理工場(六ヶ所村)の
高レベル放射性廃棄物「ガラス固化体」の
製造試験が中断している問題で、日本原燃の鈴木輝顕副社長は26日、
5月に予定していた試験再開が困難であるとの見通しを明らかにした。
溶融炉内の耐熱レンガが損傷したトラブルの原因究明が遅れているのが要因で、
8月に予定していた完工時期も大幅にずれ込みそうだ。

鈴木副社長は、試験再開時期について、県庁内で記者団に対し、
「(1月の)社長記者会見後、いろいろトラブルが出てきたものもあるので、
5月というのは厳しいのではないか。再開の時期は分からない」と語った。

児島伊佐美社長は完工の延期を発表した1月末の記者会見で、
5月に製造試験を再開、8月に完工とのスケジュールを示していた。
しかし、その後、新たな高レベル廃液漏れトラブルや
建屋内のクレーンの故障などが相次ぎ、試験再開のめどがたっていなかった。

一方、蝦名武副知事は26日、県庁内で鈴木副社長と面談し、
再処理工場で相次いでいるトラブルに関し県議全員に経過報告することを指示。
県は当初、県議会の全員協議会で説明を求める方針だったが、
トラブルの原因解明が大幅に遅れているため、
途中段階でも説明を求める必要性があると判断した。

(2009年3月27日 読売新聞)

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by miauen_nanako | 2009-03-27 15:15 | エネルギーをかんがえる


変なブログタイトルですみません。猫と暮らしながら、ドイツな生き方を探っています。1960年 東京生まれ。


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